先週の木曜日、
近所で子どもの声がする。
庭の工事中で、トラックの出入りもあるので、
なにかあっては・・・と外に出てみると
小学校1年生たちが、手に手にレジ袋を持って散策中。
一部の生徒が引率の先生2名と一緒に、
我が家の私道に、そして山続きの畑に侵入、
栗拾いしてる児童も居るぞ。おいおいっ!
「そこは、私有地です。ここは我が家の畑ですし、栗の木は育てているものです。」
怖いオバちゃんにセンセイが怒られたとは思われたくないので、
一応、冷静に。これが失敗の元。
「あ、すみません。みんな、それは育ててる栗なんだって。」
見るからに残念な歳若い女性教師。
この「すみません」には、謝罪の空気はなし。
「それは育ててる栗なんだって。」と言われたって、
そりゃ、1年生たちは意に介さず。拾い続けてます。
あまりに堂々とひとんちの栗を拾う児童たちに、
「あれ、もしや、事前にOKしたりした?」と思い、
母に確認するも、当然、そんなわけはなく・・・。
再び、担任の教師に、
「山際には、小さな池もあります。
子どもなら十分溺れる可能性もありますので、
決して、私有地に入らないようにお願いします。」と注意。
「あ、はい。すみません。」
再び、この「すみません」には特別の意味はなし。
10分後、ピンポ〜ン♪
玄関先には満面の笑み、
意気揚々とした子どもたち。
「栗を返しに来ました〜!」
(むしろ、褒められるだろう!ぐらいな勢いだ。)
「子どもたちが栗を返した方がいいと話し合ったので・・・」と言う教師は、
我が家の玄関にも入らず。道に立ったままだ。
そりゃ、何かい。
子どもの自主性とやらを重んじた教育の実りってやつを
誇らしく思ってるとか?
「栗はあげます。ただし、今回だけです。
あの畑の奥には池があってあぶないので、
絶対に入らないでくださいね。」
「は〜い。」
実に素直ないいお子さんたちだ。
できれば、その日入れたばかりの花壇の土に、
思いっきり踏み込んで欲しくなかったが。
とにかく、釈然としない。
なにゆえか。
今日、うちに来た小学5年生たちは即答した。
「誰も謝ってない。」
そうなのだ。
私有地に大勢で踏み込んだことも、
我が家の栗をみんなで取ったことも、
謝ってないじゃん。
あー、冷静なオトナを装うんじゃなく、
帚でも担いで、「こら〜〜〜っ!!!ひとんちの栗を取るんじゃないっ!!!」と
鬼の形相で、小学生を追いかけ回せばよかった。
いや、担任をだ。
これをどうすべきか。
放置していいことではないような気もするが、
どうせ、大したことじゃないという認識で
校長にも報告してないだろうし、
この顛末を親切に話してやるのも面倒だ。